坂井レイラ知美 | JAZZ
「日本人離れした奥行きのあるハスキーな歌声とその響きは、まさしく本物」
自然体の彼女から発せられ歌声は、当に話すように自然で、
それでいて人の心まで届く奥行きがあります。
日本の女性ジャズボーカル界に稀有な才能を持つ逸材が現れました!!
CD
STOLEN MOMENTS
1.STOLEN MOMENTS
2.YOU’RE MY EVERYTHING
3.I’VE GOT A CRUSH ON YOU
4.I’VE GOT JUST ABOUT EVERYTHING
5.KISS OF FIRE
6.THAT’S ALL
VOCAL : 坂井レイラ知美
GUITAR : 平岡 遊一郎
TRUMPET : 高瀬 龍一
TROMBONE : 中路 英明
PIANO :リンヘイテツ
BASS : 古木 佳祐
DRUMS : 斉藤 良
PHOTOGRAPHS : 加藤 亜希子
ART DIRECTION&DESIGN : 和田 陽介
早くも3rdアルバムです。
今回は本人曰く「どジャズです!」
この数年、あちこちのライブに引っ張りだこの知美さん。
やはり実力のある人は、ドンドン人気が出るものですね。
発売ライブは渋谷JZ Blatで満員御礼の中、「オッ!!!」
という素晴らしいモノでした。
今回もまたまた難しい曲ばかりをいとも簡単に!
また一つ、彼女の領域が広がりました!
The Island
Layla Tomomi Sakai - vocal
Yuichiro Hiraoka - guitar
Ryuichi Takase - trumpet
Toshio Miki - sax
Masaru Okuyama - piano
Tetsuya Hayakawa - bass
Satoshi Ishikawa - drums
matsumonica - harmonica(もにじん)
Norihito Nagasawa - guitar(もにじん)
Excutive Producer : Layla Tomomi Sakai
Sound Producer : Yuichiro Hiraoka
All Engineering & Mastered : Yuichiro Hiraoka
Recorded at 22 Studio
Photograph : Hidekazu Shibaoka
Art Direction & Design : Yosuke Wada(soak design)
Hair Make : Takayuki Tanizaki
坂井レイラ知美さん、待望の2ndアルバムです。
このアルバムは、新たにボサノヴァを取り込み彼女の新しい魅力と更なる可能性に溢れるアルバムとなっています。そして、ピアノ、ベース、ドラム、ハーモニカ、サックスなどが加わり、音の奥行きと厚みを増しています。思わず「オッ!」と身を乗り出して聴き入ってしまいました。
そしてやはり、彼女の声と歌唱力に魅了されます。
是非皆さん、一度彼女の歌を聴いてください!
嵌ります!!!
1. Only Trust Your Heart 4:15
作詞:サミー・カーン
作曲:ベニー・カーター
1960年代のスタンダードです。
一曲目から、ファーストアルバムとは違うムード。
ボサノヴァ調のこの曲はピアノ、トランペット、ギター、ベース、ドラムの編成で、少し切なくそしてライトなお洒落感でうっとりです。レイラさんのボサノヴァ、良いですねー!♬
2. Desafinado 4:11
作詞:ニュートン・メンドンサ(オリジナル)
英語詞:ジョン・ヘンドリクス、ジェシー・キャヴァノー
作曲:アントニオ・カルロス・ジョビン
Desafinado、言わずと知れたボサノヴァの名曲であります。
ポルトガル語で「音痴」「調子っぱずれ」という意味だそうです。恋人との関係をそんな言葉で表現した曲の様です。
夕暮れを思わすような哀愁のあるハーモニカとギター。そしてレイラさんの大人の歌声が見事なハーモニーに♬
3. I Remember You 4:42
作詞:ジョニー・マーカー
作曲:ビクター・シャーツインガー
1942年の喜劇映画「The Fleet’s In」の挿入歌だそうです。でも、とても切ない!
こちらも、ピアノ、サックス、ギター、ベース、ドラムの編成で奥行きのある音作りの中で、レイラさんの歌声もより沁みてきます。
4. The Island 4:21
サラ・ボーンで有名なこの曲ですが、サラ・ボーンとは全く違うアプローチです。入りのスネアとトランペットで素敵な世界観が出来上がっていきます。力強いサラ・ボーンに対し、レイラさんの歌声は可愛らしくもしっとりと情景が広がります。
ボサノヴァ調が中心のアルバムですが、この曲はドジャズです♬良いです!!
5. Once I Loved 3:45
作詞:ビシニウス・ヂ・モラエス(英詞:レイ・ギルバート)
作曲:アントニオ・カルロス・ジョビン
1960年作のボサノヴァスタンダードです。
切ない歌詞をボサノヴァのリズムで軽やかに!それにしてもジャズ・ボサノヴァの歌詞は恋の物語、そしてその情景の浮かぶ切ない歌詞が多いですね!? ブラジルの恋の歌は情熱的です!
6. 寝返り 2:25
初の日本語の歌です。「レイラさんの日本語の歌は良いんだろうなー!?」と皆思っていたのですが、やはり良いです!
ギターとのデュオでしっとり♬大人のための子守歌の様です。
WHISPER NOT
Vocal : 坂井レイラ知美
Guitar : 平岡遊一郎
Trumpet : 高瀬龍一
Recorded at 22ndStudio
All Engineering & Mastering by Yuichiro Hirao
Photography by Mayuko Ukawa
Hair Make by URI
Photography Assistant Ryusuke Maeda
1. Black Coffee
1948年、サラ·ボーンの為に描かれた名曲。切ない女心を歌った名曲をカーバー。
知美さんの歌は時代をタイムスリップさせてくれます。
2. Devil may care
1956年ボブ·ドローのナンバー。「向こう見ずで行こう」。この曲は一変して、前向きで小気味の良い曲です。ダイアナ·クラールもライブアルバムで歌っていますが、知美さんの歌いプリは実にしゃれてます!
3. I can't get started
1936年の曲だそうです。邦題「言い出しかねて」。多くのミュージシャンがカバーする、名曲です。フフランク·シナトラやノラ·ジョーンズなんかも!今度は切ない男心。しっとりしたジャズの雰囲気たっぷりの曲です。
4. Whisper not
アルバムタイトル曲のWhisper not 。
1956年、ジャズ・メッセンジャーズに所属していたベニー・ゴルソンの名曲。後にアニタ・オディーが歌詞を付けたそうです。知美さんの「ささやきは」!?
5. If I'm Lucky
1946年の曲です。私はこの曲をメロディー·ガルドーで知りました。
知美さんはこの曲を、甘くメローな恋の歌を、しっとりとそしてさり気なく♬
6, There will never be another you
1946年の映画「アイスランド」の主題歌だそうですが、私はオオスカー·ピーターソン·トリオのインストしか知りませんでした。知美さんで初めて歌詞入りを聴きました。
オスカーのこの曲は彼らしく歯切れの良いものだったので、このギャップはなかなか良く、歌詞から言えば、知美さんの歌うこの曲の方がむしろ原曲に近く、切ない男心の曲だったのだと知りました。
全てスタンダードナンバーです。
坂井レイラ知美さんは、これだけの歌唱力を持ちながら、自分の歌唱力を見せびらかすことが全くない人です。
その曲その曲に寄り添い、曲が歌ってほしいと思われるような歌い方をするシンガーです。
曲の持っている時代背景の匂いさえしてくるのは、本当に不思議です。
全く力の入らない自然体の歌声は、聴く者の身体に自然に入り込んでするのです。
このアルバムを聴くと、本当にリラックスしてしまいます。そして知らない間に終わっていたりもするので、また聴いてしまいます。
小気味の良いギターと雰囲気たっぷりのトランペットとシンガー。シンプルですがまたそこが素晴らしアルバムです。
Jazzボーカリスト
坂井レイラ知美
こんなに自然にjazzを歌う日本人はそうは居ません。そして、こんなに響きと奥行きをもった歌声もそうは聞けません。坂井レイラ知美さんの歌声はあっという間に心に沁みこんできます。日本を代表するジャズシンガーとなる日も近いのでは。
幼少期よりクラシックピアノを始め、クラリネットやフルートも習う。
就職後に出会った人々の影響から、再び音楽への道を志し、Jazzヴォーカリストの沖野ゆみ氏に師事。
2014年、トップギタリストでもある平岡遊一郎氏をプロデューサーに迎え、DuoLiveを各地で行い始める。
2016年10月に日本屈指のトランペッターの高瀬龍一氏を迎え、平岡氏と高瀬氏のTrio編成で、自身の1st Album「Whisper not」を発表。
2017年6月に「Whisper not」が全国リリースとなり、今後活躍を期待されるシンガー。Jazzの黄金期における女性ヴォーカリストを彷彿とさせるハスキーヴォイスで、ライブやレコーディンング等、幅広く活動中。